熱中症と脱水症
スポンサードリンク気を付けよう熱中症と脱水症!
熱中症と脱水症、どこがどう違うのかお分かりですか?
どちらも症状が似ているし水分不足が原因では?
と思いますし状況も重なる部分が多く混乱している人が多いと思います。
熱中症は高温環境下で起こる身体の適応障害の総称で、
めまい、頭痛、吐き気、痙攣、意識障害などが主な症状になります。
一方、脱水症状は水分摂取をしなかったり下痢や嘔吐などが原因で、
体内に水分や電解質が不足している状態のことで、口渇感、頭痛、吐き気、痙攣、意識障害などがあり、症状は熱中症とほぼ同じですね。
実は、脱水症状は熱中症の症状の一つなんです。
だから、症状が共通しているんですね。
熱中症は、高温環境下で起こります。
暑い場所にいると、汗をたくさんかきますよね。
汗をかくと、体内の水分や塩分が失われていきます。
この時に水分や塩分補給をしないと、上記に書いた脱水症状の定義である
「体内に水分や電解質が不足している状態」になるんです。
もちろん、脱水症状は嘔吐や下痢などが原因で寒い冬にも起こりますが、
熱中症と脱水症状は密接な関係があることがおわかりいただけたと思います。
今年は5月に入ってから夏日や猛暑日の日が多く、熱中症で亡くなった方もおりました。
そこでこれから暑さも本格的になるので、熱中症から来る脱水症についてお話します。
私たちの身体の60%は水分でできていることはご存知と思います。
そして、汗や尿として外に出ていく量は、1日で約2.5リットルにもなります。
ですから、健康で肌も美しくいるためには、正しく水分を補給する必要があるのです。
水は体内の細胞に行き届き、そこで発生した老廃物や代謝産物を
絶えず運び、尿や汗として排泄する働きがあるのです。
注意すべきは、尿や汗は老廃物などと一緒に
ミネラルやカルシウムも一緒に排出していまうことです。
ですから、水の飲み方、飲む水の種類もTPOを考えて自分に合ったものを飲みましょう。
お茶やコーヒー、ミネラルウォーター、スポーツドリンクなど。。。
食事などで摂る水分は約1リットルですから、約1.5リットルは毎日水を飲んで補給する必要があります。
今のように暑い季節や運動をしてたくさん汗をかいた場合は、もっと、たくさんの水を飲む必要がありますよ。
この季節、睡眠中でも一晩で1リットルも汗をかいてしまい血液が濃くなりやすいので
寝る前や起きた後に、コップ一杯の水は飲む必要がありますね。
でも、寝る前にたくさん水を飲むと、トイレに行きたくなって
睡眠を妨害してしまいますので注意しましょう。
注意したいのは、乳幼児や高齢者の場合、のどの渇きを自覚しないで、脱水症になってしまうことがあります。
特に赤ちゃんは身体の80%が水分ですので、脱水症には注意を払ってあげてください。
脱水状態かどうかを見極める方法として、
・わきの下が湿っていない
この暑さで、汗をかいているはずなのに、わきの下が湿っていない場合は脱水状態かもしれません。
・爪を押したあと、2秒以内に赤くならない場合も脱水状態と言えるでしょう。
そんな時には、水分を補給しますが、汗に近いといわれているスポーツドリンクを少しづつ飲ませてあげましょう。
スポーツドリンクは塩分や糖分が適当に含まれていて吸収されやすく、汗と一緒に流れたミネラルなどが補給されます。
熱中症などで激しい脱水症になった場合は、大量に失われた塩分を早急に補給したいので、
スポーツドリンクよりも塩分が濃い「経口補水液」が有効です。
「経口補水液」は水1リットルに砂糖40グラム、塩3グラムを混ぜて作れますし市販もされています。
脱水時には吐き気も伴いますので、経口補水液を少量ずつ飲ませてあげてください。
もちろん、涼しいところに寝かせてあげて、わきの下などを冷やしてあげることも熱中症には必要ですね。