サイレントキラーに気を付けよう!
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サイレントキラー(静かな殺し屋)で知られている高血圧は、自分ではほとんど自覚症状を感じることなく、プッチ!と血管が切れてあの世に逝ってしまう、怖い病気です。
かなり重症高血圧であっても自覚症状がほとんどないため、サイレントキラーと呼ばれ多くの人から恐れられているのです。(怖!)
日本高血圧学会のガイドラインでは、上の血圧が140ミリHg以上、または下の血圧が90ミリHg以上を高血圧としています。
いま日本では成人の40%の人が高血圧で、予備軍つまり130~139または85~89の人を含めると、な、な、なんと! 70%になると言われてます!
70%ですよ!
大人10人集まったら、7人が高血圧または予備軍になるのです!
大変な事になってますね、この日本は!
この高血圧対策は、結論から言えば次のような事になります。
「食事の内容、摂り方を改善し、ウォーキングなど適度な運動を取り入れた生活習慣の改善により、適正体重にすること」です。
1.減塩がとても有効です。
減塩は、高血圧の90%を占める高血圧の原因がハッキリしない患者の約40%に効果があり、とくに高齢者や肥満者に有効です。
日本人の平均塩分摂取量は1日11~12グラムですが、日本高血圧学会のガイドラインでは1日6グラム未満にするよう勧めています。
でも、我々が普段食べる和食でいきなり1日6グラム未満は難しいのでまずは1日8~10グラムを目標にし、出来るようであれば、1日6グラム未満に持っていくようにするのがいいでしょう。
1日8~10グラム程度に出来れば、血圧は平均で数ミリHgは低下します。
1日8グラムだとか言っても、いちいち量るわけにはいきませんので、こんな工夫で食事を摂ってください。
・味噌汁はお変わりしない。
・おしんこ、梅干、せんべいなど塩からいものはなるべく控える
・調理済みの食品には醤油や塩を出来るだけ加えない
・練り製品や寿司飯など「隠れ塩食品」は控える
・からし、コショウ、酢、ワサビなど血圧に影響しない物をうまく使う。
・生野菜や果物を摂り、カリウムを取り入れると、腎臓からナトリウムが排出され減塩効果が大きくなります。
2.やはり肥満は標準体重へ!
高血圧患者の半数強は肥っています。
血圧を下げる上で減量は最も効果的なのです。1Kgの減量で上下の血圧とも約1.7の低下が期待でます。
ダイエットの基本は糖質と脂質を減らすことは、読者の皆さんは常識となってますよね。
でも、いきなり標準体重に持っていくのは難しいのでまずは、2~3キロ減らしましょう!
1日300Kcal減らせば、月に0.7キロくらいのダイエットが期待できます。
ですから、食べる量を200Kcal減らして、ウォーキングなどで100Kcal減らすのが無理なく出来ますよね。
無理は禁物です!
無理をすると必ずリバウンドにつながり、痩せにくい身体になりますので気を付けましょう。
食事のとり方として最初にサラダをノンオイルドレッシングでゆっくり10分くらいかけて食べるとおなかが落ち着き食欲を抑えられます。
ご飯1膳はおよそ150Kcalですので、よ~く噛んで食べれば腹持ちもいいので、お変わりは避けられます。
運動はウォーキングが安全でおすすめです。
普通のスピードで1時間歩くと、体重1キロあたり3Kcalの消費になりますので3Kcal x 体重Kg =消費カロリーKcalになります。
食事と運動をうまくあわせて、減量に成功させましょう!
3.お酒はアルコールの量をはっきりと!
お酒、すなわちアルコール自体には血管を拡張する作用があります。
しかし、酔いがさめる頃には血管が収縮しますので、朝に血圧が上昇しやすくなり、最近問題視されている「早朝高血圧」の原因になります。
午前中に心筋梗塞、突然死、脳卒中が多いのは早朝高血圧が関係している可能性があります。
血圧の高い人の飲酒の適量は男性の場合、ビールなら大瓶1本、日本酒なら1合、ウイスキーならダブルで1杯、ワインならグラスで2~3杯が目安です。女性はこの半分が適量の目安です。
アルコールの量の計算は、=(飲んだお酒の量)ml x (アルコール度数)%
たとえば、アルコール度数5%のビール大瓶1本633mlの場合、633 x 0.05 ≒32mlとなり、これくらいが適量と言うことになります。
アルコールも飲んで酔いがまわるまでに15分くらいかかるので、最初の1杯はゆっくり時間をかけて飲みましょう。
いかがでしたか?
何事も急に変えることは難しいですが、目標を持って生活習慣を健康的に改善していけば、必ず目標は達成できますので頑張って続けましょう!!
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