腸を働かそう!若さと免疫力アップのために!
スポンサードリンク元気でスマートな身体はハタから見ても魅力的なだけでなく、体内的には免疫力が高く、病気になりにくいものなのです。
毎日摂っている食事は食べることによって、当然栄養成分やエネルギーを摂りいれて身体を維持していることは、最も重要なことですし、皆さんも分かりきったことと思います。
しかし、食事には、単に栄養分やエネルギーを摂ること意外に、大切な役割があることが分かってきたのです。
それは、「腸を使うことで免疫系が活性化し、免疫力も高まる」と言う事です。
腸管の粘膜にはたくさんの『リンパ濾胞(ろほう)』という免疫細胞のリンパ球の集合体が存在しています。
食事で腸を動かすと、そこの免疫細胞が活発に動き出して免疫力が高まるのです。
実際、手術後などで食事が出来ない患者さんに、ある方法で胃から腸へ栄養を補給すると、傷や感染症の治りが驚くほど早いことがあると報告されています。
とにかく腸を使うことが免疫力を高め、傷や障害を受けた細胞や組織の回復を早めるということです。
反対に腸を使わないとどういうことになるか!!
腸管の内側の細かいヒダがどんどん萎縮して、腸管がペラペラになるのです。
同時に免疫細胞が自分たちの役目は終わったと勘違いをして、免疫活動をやめてしまいます。
免疫細胞が働かないので当然免疫力はガタ落ちになります。
そうなると回復が遅れるだけでなく、細菌やウイルスなどの病原菌に感染しやすくなります。
この腸管は、わずか10日間、使わないだけでペラペラになってしまい免疫力がガタ落ちになってしまいます。
だからこそ、腸を使わない期間、すなわち食事を取らない期間を出来るだけ短くした方がいいのです。
手術した方のお見舞いに行くと、「えっ、もう食べていいの?」と驚くくらいに早く、柔らかい食事ですが出されていることうを経験されたことがあると思います。
これも腸を早く使うことで、回復力を高めようという病院の判断と思います。
免疫力をアップする食事の種類は、
やはり腸を元気にする食物繊維や乳酸菌入りの食品や緑黄色野菜になります。
食物繊維には水溶性と不水溶性の2種類があります。
不水溶性の食物繊維は腸の内側の壁をひっかくことで、腸管の働きをよくし、免疫力が上がるだけでなく、便秘解消にもなります。
水溶性の食物繊維は善玉菌の餌となり、善玉菌をどんどん増やして腸内の環境を整えます。
乳酸菌入りの食べ物も腸内細菌の栄養となります。
緑黄色野菜は食物繊維のほかに、ビタミンやミネラルをたっぷり含んでおり、必要な栄養素を摂るためにおすすめです。
ここで挙げた食べ物は腸を動かし栄養を補給するものですが、ほかに、治療によって傷害された組織の回復につながる食品があります。
それは、お茶の「カテキン」やカカオなどに含まれている「ポリフェノール」です。
治療などで、固形の食事が摂れない場合は流動食でもいいのです。
それもだめなときは、グルタミン、食物繊維、オリゴ糖などを含む粉末清涼飲料や栄養補助食品などを利用するなどして、決して腸を休めないことが、回復を早める大切なことなのです。
以上、免疫力アップのお話でしたが、健康なときから食事に気をつけて、健康で元気な身体を維持して欲しいと思います。
もし、治療などで手術を受けたときにも、今日のことを思い出してください。
「決して腸を休めない!!」っと言うことを。
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