「肥満」すなわち「内臓脂肪」が血管を傷つけ命を奪う!

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「肥満」の三段論法


第一段:「肥満」(内臓脂肪)は糖尿病、高脂血症、高血圧を引き起こす。

第二段:糖尿病、高脂血症、高血圧は「動脈硬化」を引き起こす。

第三段:「動脈硬化」は心臓病、脳卒中(日本人の3大死因の2つ)を引き起こす。

ちなみに「肥満」には「皮下脂肪型」と「内臓脂肪型」があり、その見分け方は正確には腹部CTスキャンがいいのですが、誰でもすぐに使えないので、「ウエスト周囲径」を内臓脂肪蓄積の目安としています。

男性ではへそ回りが85cmを、女性では90cm肥えると内臓脂肪面積が100平方センチ以上に相当し、およそ100平方センチを超えると心筋梗塞や脳卒中などの循環器病が発症しやすくなっています。

メタボリックシンドロームは「ウエスト周囲径」だけで判断するのではなく「血圧」、「脂質値」、「血糖値」のいずれかが異常の場合「メタボリックシンドローム」と診断されます。


では、「肥満」になり「内臓脂肪」がたまると、なぜ「血圧」や「血糖値」が上がるのでしょうか??

 

内臓脂肪はバターのような油のかたまりではなくて、「脂肪細胞」という細胞なのです。この「細胞」からは善玉、悪玉などさまざまな、サイトカインが分泌されています。「サイトカイン」と言うのは、さまざまな生理作用を持つ特殊なタンパク質のことです。


善玉サイトカインの代表と言えるのが、「アディポネクチン」で、これは、血液中にあり、全身を巡りながら、傷ついている血管を見つけると血管壁にすばやく入り込んで修復すると言う働きをします。

凄い、いい奴でしょ。「アディポネクチン」って!

 

血管が傷つくと本当に怖い!

どんな人でも、少なからず血管は傷つけられています。それは、血圧の上昇や、血糖値の上昇、血中脂質や喫煙などで血管は少しずつ傷つけられています。それをいち早く修復するのが、「善玉サイトカインのアディポネクチン」なのです。

体中を巡り、血管の傷などを監視し、ちょっとでも悪いところがあれば、すぐに修復するという素晴らしい働きをします。ダメージが小さいうちに修復しておくことが、とても大事なのです!


しかし、「内臓脂肪」が増えると血管を守ってくれる善玉の「アディポネクチン」が減少し、逆に「悪玉のサイトカイン」が増加して血糖値を上げたり、脂質の代謝を悪くしたり、血圧を上げたり、インスリンの効きを悪くしてしまうのです。

こうなって来ると、小さなダメージでも、だんだん影響が大きくなり、この状態が続くと、高血圧や糖尿病や高脂血症になってしまうのです。

特にこわいのは、血管壁に脂肪がつきその部分が盛り上がり血管が狭くなるとよけいに傷つきやすくなります。傷ついた瞬間に血栓ができ死亡してしまいます。血管が脂肪で狭くなっても、まったく自覚症状がないのが本当に怖いです。このことを「静かなる殺し屋」=「サイレントキラー」と言われています。


これら病気の元凶が「肥満」とくに「内臓脂肪」だ!ということなのです。

 

「内臓脂肪」を減らそう!


では、悪の元凶となっている「内臓脂肪」を減らすにはどうしたら良いでしょうか!

それは、1に「運動」、2に「食事」です。

 

内臓脂肪がたまる原因は、「運動不足と過食」ですから、「運動」などで身体をよく動かし、油物や甘いものを摂り過ぎないように、摂取エネルギーを減らすことが大事です。

「運動」は内臓脂肪を減らすのに最も良い方法です。誰でも出来る「ウォーキング」がおすすめで、1日1万歩を目標に通勤はなるべく歩き、エレベータなど利用せず、階段で行くなど、日々の生活の中に、「身体を動かす習慣」を取り入れましょう。

 

「食事」は高カロリー、高脂肪、高ショ糖、低食物繊維だと内臓脂肪がたまりやすいです。いわゆる欧米式の食事で、肉食中心で甘いデザートなんかは、問題がありますね。

でも、オリーブオイルとかトマトを欠かさずに摂ると内臓脂肪が減り血管に脂肪がつきにくくなることが期待できます。
オリーブオイルのオレイン酸は、血液中の悪玉コレステロールのみを減らし血液の流れをスムーズにしますし
トマトのリコピンは血中の中性脂肪を下げ、脂肪を体に溜め込みにくくする働きでおなか回りがスッキリ!


このオリーブ&トマトのお試しならお得に半額で手に入ります。



また、ご飯を中心に魚、野菜の煮物、豆腐や納豆などの大豆類、ヒジキやワカメなどの海藻類などの日本食をバランスよく食べましょう。

でも、食べ過ぎは禁物ですよ。

食べ過ぎれば、カロリーオーバーになりますので、腹八分目を心がけてください。

 

 

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