意外と知らない「下痢のABC」

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下痢は腸で水分が充分に吸収されなかったり、腸からの分泌物が増えたり、腸の蠕動(ぜんどう)が激しくなり、便の通過が早まることなどで起こります。


感染症などで起きる急性の下痢は、ここではさておき、慢性の下痢についてお話します。慢性の下痢は「ストレスや過労」「飲みすぎや食べすぎ」などによるものがほとんどなのです。

したがって、このような場合は、腸を休ませるために食事を一時中断するのが基本です。

また、食べる場合も消化しにくいものは避けて、消化にいいものを少しずつ摂るのがいいのです。イカやタコのように消化の悪いものは避け、脂っこい物も胃に負担がかかるし、ジュースやお菓子など糖度の高い食品も要注意です。

 


一方、下痢があると体内から水分やタンパク質、カリウムなどのミネラルが失われやすいので、これらを意識して摂ることも大事です。スポーツドリンクなどで補給するといいですね。


アメリカではこうした栄養分を補給するのに適した食品として「下痢のABC」と言って、消化がよく適度な栄養分を補給できる代表的な食品を表しています。

は「りんご(Apple)」、は「バナナ(Banana)」、は「ニンジン(Carot)」、これらをすりおろして食べるといいですね。

 

下痢の方は、食事の摂り方も、胃に負担を掛けないように1回の食事の量を減らして、何回かに分けて少しずつ食べる、それもゆっくり噛むようにしてほしいです。


しかし、先ほど言いましたように、下痢で悩む人の多くは、多忙で帰宅時間が遅い人が多く夜中に焼肉食べたり、大量にお酒を飲んだりして、腸に負担をかける生活を習慣的に行っていて、さらに、睡眠不足にストレスが加わって、下痢がますます悪化してしまうのです。

 

このような慢性の下痢があると痔を発症しやすいのです。排便時に便が肛門を通過するときに、肛門粘膜や上皮に浸透し、炎症が起こり厄介な痔が起こりやすいのです。


忙しいビジネスマンは、まず夕方、軽い食事をして、退社後の食事はうどんなど消化のいいものを食べるなどして工夫することが大切です。


これら食事と同時に大事なことは、休養を取りストレスを取る事です。腸は自律神経に支配されてますのでストレスは直接的に影響しますので、ストレス対策は重要です。緊張して胃が痛い!ことが度々続くと、下痢だけでなく、胃潰瘍の心配も出てきます。


またストレス解消に重要な睡眠は1日7時間を目標にし、スポーツなど身体を動かしてリフレッシュすることも大切です。

 

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