アルツハイマー病予防策
スポンサードリンク魚と緑黄色野菜を3分の2程度しか摂ってなく、肉類は1.2倍も摂っていて、39%もカロリーオーバーな「アルツハイマー的生活習慣」に対する、アルツハイマー病予防策は次の3つになります。
1.野菜、果物をたくさん摂る
老化はアルツハイマー病の一つの危険因子なので、老化を促進する活性酸素を無害化することが、対策の一つです。
これは「抗酸化物質」と「葉酸」を多く摂取することです。
「抗酸化物質」の代表は、ビタミンCやE、フラボノイドなどです。フラボノイドとは、ポリフェノールの仲間で、お茶に含まれるカテキンなどのことです。これらは、老化を促進する活性酸素を無害化する働きがありますので、果物や野菜をしっかり摂ることが、認知症を防ぐと同時に、若さを維持できると言うものです。
「葉酸」はビタミンB群のひとつで、不足すると、ホモシステインというアミノ酸を増加させるのです。「高ホモシステイン血症」は動脈硬化の危険因子として知られていますが、同時に、ホモシステインは神経細胞には毒素として働き、認知機能を低下させますので、 「葉酸」を多く含んでいる「緑黄色野菜」をしっかり食べましょう。
野菜は一日350g以上の摂取が推奨されていますが、食事だけでそれだけの量を摂るのは大変ですので、野菜ジュースでもいいのです。野菜ジュースなら、毎食時のときや、途中でも気楽に呑めますものね。野菜ジュースは一日400ccくらい飲むといいでしょう。
2.魚を積極的に食べる
多くの疫学調査で、1日1回、魚を食べている人が最もアルツハイマー病になりにくく、摂取量が低くなるにしたがって、発病のリスクが高くなっているのです。これは、新鮮な魚油に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の効果と見られます。
DHAは脳の細胞膜の主要成分で、神経伝達や神経成長にもかかわっていると言われています。EPAには血管の老化を抑制する働きがあります。DHAは脳に直接作用して、EPAは脳の血管系を通じてアルツハイマー病の予防につながっていると推定されています。
3.脂質と糖を減らして総エネルギー量を抑える
脂質もエネルギー量も、摂りすぎると活性酸素を増やし老化を早めます。野菜をたくさん食べて、エネルギー量が過剰になることはまずありませんので、野菜をしっかり食べましょう。
過食の中身は脂質と甘いものです!肉中心の脂っこい料理やお菓子やケーキは高エネルギーの上、それだけでおなかがいっぱいになるので、魚や野菜の摂取量を減らしてしまいます。
ここまでで、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、これらの食事は「動脈硬化」対策と同じなのです。
つまり、アルツハイマー病も脳血管性認知症も同じ食事方で予防することが出来るのです。
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