色白美人は不健康?
スポンサードリンク昔から、「色の白いは7難隠す」と言われ、色白がもてはやされています。確かに、色白な方はおしとやかで優しい人のように見えますね。でも、色白でおしとやかな美人は、実は「貧血」だったりします。
「貧血」ですと、顔色に血の気が無く白っぽくなり、元気が無いので、おしとやかに見えたりするのです。もちろん、貧血でなく健康な方で、色白の美しい方はたくさんいらっしゃいますよ。(#^.^#)
と言うわけで、今日のここでのお話は、色白美人の話ではなく「貧血」のお話です。(^_^;)
「貧血」の原因にはいろいろありますが、その6~8割は「鉄欠乏性貧血」です。体内の鉄が不足して、ヘモグロビンが合成されないために起こるのです。ご存知、ヘモグロビンは赤血球に含まれる血色素で、酸素や二酸化炭素の運搬役をしています。
統計調査によると、女性の1割は「鉄欠乏性貧血」と言われています。この「鉄欠乏性貧血」が多い理由は、特に女性は月経や無理なダイエットによって「鉄」が不足しやすいのです。また、朝食抜きや偏った食事が原因で鉄の摂取量が低下していることも見られます。
伸び盛りの成長期にも鉄が不足して貧血になることもありますが、このような理由のほかに月経過多、潰瘍、痔、ガンなどの慢性的な出血があるときにも貧血になります。この「貧血」は自覚症状に乏しく、健康診断などを受けて初めて気付く人も多いと言います。
「貧血」の自覚症状としては、以下のものがあります。
・顔色が悪い
・めまい、立ちくらみがする
・活力が無い、疲れやすい、あくびが出やすい
・動悸、息切れがする
・肌荒れ、化粧ののりが悪い
・指の爪が反り返っている
貧血病でなく金欠病の症状はお分かりと思いますが、この不景気な時代には、かかりやすいので気をつけましょう!(爆)
この「鉄欠乏性貧血」は突然に鉄不足になってしまうのではありません。血液成分の赤血球は骨髄で作られ、120日間の寿命があります。ですから、貧血対策で鉄分を意識した食事をしても、鉄分を多く含んだ血と、今までの血とが入れ換わるのに3~4ヶ月かかるので、このことを意識した食生活をする必要があります。すなわち、毎日しっかり鉄分を意識した食事を最低でも4ヶ月くらい続る必要があるということですね。(^^)v
では、鉄分摂取を意識した食生活のポイントをお教えします。
バランスのよい食事を十分に摂る
いつもお話ししてますように、バランスの取れた食事を朝昼晩、規則正しく取ることが、「健康生活習慣」には必須ですが、とくに、鉄分を意識した食事は、以下のような食材をしっかり摂ることです。
【ヘム鉄含有量食品】
・牛ひれ肉(60g) 1食当りの鉄分量 1.3mg
・豚レバー(80g) 10.4mg
・キハダマグロ(80g) 1.6mg
・シジミ(殻つき100g) 1.3mg
・アサリ(殻つき100g) 0.95mg
【非ヘム鉄含有量食品】
・油揚げ(10g) 1食当りの鉄分量 0.4mg
・ひじき(大さじ1) 2.2mg
・小松菜(80g) 2.2mg
・ほうれん草(80g) 1.6mg
・いりゴマ(小さじ1杯) 0.49mg
ご覧のように、食事から摂れる鉄分は微量なので、無理なダイエットや偏食は「鉄不足」になりますので、注意してください。食品に含まれる鉄分は少ないのですから、意識してしっかり取るようにしましょう。
一日の食事で鉄分の推奨量は、18~29歳の男性で、7.5mg、女性で10.5mgです。ここにあげましたように鉄分には、「ヘム鉄(有機鉄)」と「非ヘム鉄(無機鉄)」とがあり、「ヘム鉄」の方が腸管吸収率は5~10倍高いのですが、食事で摂取する鉄分の8割は「非ヘム鉄」になります。
若い世代は動物性食品から、ヘム鉄をもう少し多く取ることが望まれますが、年配の方や高齢者の場合、ヘム鉄は吸収がいいからといって、肉に偏りすぎるとエネルギー量を摂りすぎて生活習慣病のリスクが高まりますので注意が必要です。
また、動物性タンパク質、ビタミンC,クエン酸は鉄の吸収を促進します。とくに、クエン酸はカルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルの吸収も高めますので、しっかり摂りましょう。
一方、植物繊維やお茶などに含まれるタンニンは、鉄の吸収を阻害するといわれていますが、鉄剤を服用している人以外の、普通の人はあまり気にしなくて良いでしょう。
やはりどうしても加齢と供に、鉄分の吸収は悪くなりますので、鉄剤のサプリメントを利用することも、一つの方法と思います。
若き血をいつまでも維持するために、バランスの取れた「健康生活習慣」のなかに鉄分を意識した食品を摂るようにするといいですね!
もう一つ大事なのは、運動することも大事ですが、ワクワク!ドキドキ!した青春の夢や思いをもち続けることもとても大事ですね!(*^_^*)
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