メタボにならない食事のコツ!

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メタボ、すなわちメタボリックシンドロームは内臓脂肪が一番の問題としています。では、食べたものがどのような経路で体脂肪になるかを理解しましょう。

結論から言いますと、食べた物のエネルギーが生活活動で使われて燃やされてしまえばいいのですが「あまった中性脂肪」が、体脂肪として蓄えられるのです。

3大栄養素のタンパク質、脂質、糖質(炭水化物)は体内で分解されて、いずれも中性脂肪になります。中性脂肪とは、身体の中に蓄えられたエネルギーの材料みたいなものです。

3大栄養素の中で「タンパク質」は中性脂肪になりにくい栄養素ですが「脂質」はすぐに中性脂肪になり、「糖質」は、生活活動でエネルギーとして使われなかった残りが中性脂肪に変わり、体脂肪として蓄積されます。

これらの脂肪は、肝臓、腸間膜の周囲、皮下に蓄えられます。腸間膜と言うのは、腸を吊り下げている網のようなもので、その周囲に蓄えられた中性脂肪がメタボの元凶なのです!

したがって、中性脂肪を増やさない食事の摂り方の第一のポイントは当然、「脂質」や「糖質」を必要以上に摂りすぎない事になります。(*^_^*)

 

●食事のコツ その1

「お菓子や果物より、ご飯やイモ類を食べよう!」

 

糖質は身体を動かすことによって、燃焼され、残らなければ脂質として蓄積されることはないのです。しかし、現実は、あまりエネルギーを消費しない生活になっていますので、余った分が中性脂肪として蓄積されてしまいます。ですから意識的に運動を取り入れることが必要になってきます。

ここで糖質について大事なことは、お菓子のショ糖や果物の果糖などの単純糖質は中性脂肪になりやすいのです。これに対し、同じ糖質でも燃焼度が高いのは、ご飯や麺類、イモ類などに含まれる「デンプン系の多糖類」なので、ショ糖や果糖の多い菓子や果物よりご飯やイモ類を摂るようにした方が賢いと言うことです。

ハチミツや黒砂糖も単純糖質がたくさん含まれていますので、摂りすぎれば、中性脂肪を増やすことになりますので注意してください。

 

●食事のコツ その2

「「休油日」を作ろう!」


同じ1グラムでも「糖質」と「脂質」とではカロリーが倍以上も違います。「糖質」1gは4Kcalですが、「脂質」1gは9Kcalなのです。

油には、植物や魚に多く含まれている「不飽和脂肪酸」と肉類や乳製品に多く含まれている「飽和脂肪酸」の二種類あります。ご存知のように、「不飽和脂肪酸」の方が中性脂肪になりにくいのです。


だからと言って、植物系の油を使えば大丈夫だとか、肉より魚を食べようと言うことになりますが、もっと大事なのは、「食べる絶対量を減らす」と言うことです!!

お酒を休む「休肝日」のように、油をひかえる「休油日」を作り、食べる油の絶対量を減らしましょう!「休油日」には鶏のササミ、エビ、タコ、イカ、貝など、タンパク質を多く含むが脂質の少ない食品を食べましょう。

食べ方は油を使わない調理で、焼く、煮る、蒸すと言う方法です。「休油日」以外のときも、脂質を取り過ぎないように調理の仕方や食材に注意しましょう。

 

●食事のコツ その3

「野菜をしっかり摂ろう!」


すでにご存知と思いますが、脂肪の代謝に欠かせない補酵素であるビタミンを豊富に含んだ野菜をたっぷり摂ることも内臓脂肪カットの大事なポイントです!

野菜は食物繊維も多く、繊維は脂肪の排せつを促してくれる点で欠かせません。食べ方も油で炒めた中華風や、ドレッシングをダボダボかけるような事はやめて、温野菜やスープや味噌汁の具などでたっぷり食べましょう。

また、ヒジキやワカメなどの海藻類やキノコ類もいいですね。

 

●食事のコツ その4

「一口20回以上、よく噛みましょう!」


「休油日」には鶏のササミ、エビ、タコ、イカ、貝などがいいと書きましたが、これらは比較的硬い食品ですね。当然、良く噛むことになり、ゆっくり時間をかけて食べることになります。


これがいいのです!!


良く噛んでゆっくり時間をかけて食べると、量は少しでも満腹感が出るからです。ダイエットしている人はたいていお米のご飯をひかえようとしますが、実は控える必要はないのです。

ご飯を食べてから、血糖値が上がって満腹感が出るまでに30分くらいかかるので、一口ご飯を入れたら20回から30回噛んでゆっくり食べれば、ご飯の量は少なくても充分におなかがいっぱいになり、それ以上食べれなくなります。


早食いをすると、胃も脳も不満足なまま、量で満足を得ようとすることになり胃が大きくなり、ますます大量に食べないと満足できなくなってしまいます。一度大きくなってしまった胃を再び小さくするには、わずかな食事量で我慢することを3週間くらい続けなければなりません!

そのつらさを想像すれば、一口20回噛むほうが、絶対に楽ですね。(*^_^*)

 

●食事のコツ その5

「夕食は就寝時間3時間前までに!」


実は脂肪分の吸収には8時間もかかります。午前0時に寝るとして8時間前なら午後4時に食事を摂り終わらなければなりません。それは現代生活では不可能なので、せめて寝るまでに3時間は空けることにしましょう。そして、朝は空腹で目が覚めると言うのが理想的ですね!


もし、仕事などで遅くなりそうなときは、午後5時か6時に何か食べて、後は食べないで寝る方がいいですよ。夜遅くまでお酒を飲んで、最後にラーメン食べてすぐ寝たりするのは最悪のパターンです!


また、食べてすぐ寝ると胃液が食道のほうに逆流しやすく食道が胃液で荒れて、逆流性食道炎や食道ガンの原因にもなりますので気を付けましょう!

 

●食事のコツ その6

「日常生活に運動を取り入れよう!」


これは毎回のように言っていることなので、またかと思われるかもしれませんが、しっかり実行してくださいね。食べすぎと供に内臓脂肪を作る原因になっているのが、運動不足です。


便利な現代生活では、階段も上らなくなりましたし、どこへ行くにも自動車で、歩かなくなりました。このままでは運動不足になる生活環境のままですので、自分から積極的に変えていきましょう。


・近い距離なら歩いていく。

・駅や会社もあえてエスカレーターを使わず階段を上り下りしましょう!

・時間はぶつ切りでもかまいませんが、一日1万歩を目標に歩きましょう!


エネルギーを使うのは筋肉です。その筋肉が落ちてしまえば、ますます運動しなくなり、ひたすら衰えていき、そしてエネルギーを燃焼しにくい身体になり、悪循環にはまってしまうのです。(怖っ!)

 

●食事のコツ その7

「サプリメントを上手に利用しよう!」


必要な栄養素は食事から摂るのが理想的ですが内臓脂肪を増やさないためには、食事の絶対量が増えないようにしなければなりません。そんなとき、必要なビタミンや微量元素をサプリメントとして摂ることを、おすすめします。

科学の進んだ現在は、それを上手に活用したいものです。牛乳が苦手な人は、カルシウムのサプリメントがあるし、魚が苦手な人はEPAやDHAのサプリメントを利用できます。

ビタミン剤は、基本のビタミンBとCが含まれている合剤がいいでしょう。また、加齢とともにビタミンEも飲むようにしたいですね。(*^_^*)

大量な野菜や海藻を食べる代わりに、そのエキスを飲むと言った感じです。

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脂質を減らしてタンパク質や野菜をしっかり摂り、毎日の運動を心がけて、健康生活習慣で、元気でスマートにいきましょう!!

 

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