子供の成長と運動

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『元気で楽しく運動をするコツは。。。』


日本体育協会によると、小学生が中心の「スポーツ少年団」の登録者は約60種目、約92万人もいるそうです。登録してないのを入れるともっと多くなります。

子供のうちから運動することが健康や発育に良いと考えている親が多いことだからと思います。確かに、正しく指導することによって、身体も心もスクスクと成長することが期待できます。


東京女子医科大学・スポーツ医学の浅井利夫教授はスポーツが子供に与える心身への効能を以下のように述べています。


1.骨の発育など身体の成長・発達を促す

2.筋肉が発達し体力が向上

3.集団でのルールを守り社会的適応力や精神発達を促進する

4.体力がつき疲労からの回復力が向上

5.運動神経が発達し危険から回避する力が向上

など。


また、心肺機能を強くすることから、ぜんそくを持つ子供には水泳を、食生活の改善と合わせて、肥満児には運動を進められるケースもあり、効能は様々です。


個人差はありますが、大事なことはそれぞれの「運動能力の発育順序」を踏まえて適切に鍛えることです。


まず11歳以下は「跳ぶ」「走る」「投げる」という基本動作の習得に適した時期ですので、いろいろな運動に挑戦するのがいいです。

ですから、サッカーが好きでも、そればっかりではなく夏には水泳をやったり、冬にはスキーやスノボーをやったり、ドッジボールをやったり、キャッチボールや野球をやったりして、縄跳びもいいですね。

いろいろな種目を楽しく続けるのがいいのです。


柔軟な身のこなし方を身につけると「脳・神経系」の発育に役立つと言います。活発な小学生はだいたい頭の回転もいいですね。

次は、12~14歳の中学生は、体力面でも精神面でも「ねばり強さ」を高める時期です。

走る距離を延ばしたり、スピードを上げるなど適度に負荷を与えることで「呼吸・循環系」の機能が向上します。

負荷は軽い程度にして「ねばり強さ」を高めることを目標にすることと、チームメンバーの意識や秩序などもこの時期にしっかり身につけることも将来の人間形成の土台になりますね。


15~18歳の高校生は、「力強さ」を身につける時期となります。筋肉トレーニングなどで「筋・骨格系」を鍛えることに適しています。この時期から25、6歳くらいまでが、体力が増強する時期で、その人の一生の体力パワーが決まるとされています。


30代から徐々に体力が落ちてきて、落ちるスピードが同じとすれば、若い時に身体を鍛えて体力をつけた人の方が、50,60歳になっても体力が維持されると言うことですね。


また、年とってから、身体を鍛えなおす場合も、回復率が同じとすれば、若い時に身体を鍛えていた人の方が、回復した体力が大きくなります。


これは、私が言っている『ポテンシャル理論』で、体力ポテンシャルが高い人と低い人では、中年以降の体力に大きな差が出てくると言うことです!


皆さんの弟さんや妹さん、お子さんや、お孫さんに年齢に合った運動を積極的にすることをお勧めします。できれば、いい指導者のいるクラブなどに入るのがいいかと思います。

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