山口県秋芳プラザホテルでガス中毒!

おきてはならない事が起きた!山口県美祢市秋芳町の秋芳プラザホテルでボイラーの不完全燃焼による一酸化炭素中毒とみられる事故が起きた。(詳細は警察が調査中)

同行していた26歳のカメラマンが死亡し、教員、看護師、児童などが一時意識不明の状態になった。

異臭などまったくない中で、生徒や看護師がバタバタと倒れていく状況は、いったいどのように対処すればいいのか全く不安になる事故でした。実際、救助に向かった消防団員2人も倒れてしまったのです。

問題は、このホテルのボイラー室などの換気装置や、ガス漏れ検知器の設置など、基本的な安全処置がなされていない点にあり、大変大きな問題であるし、管轄の消防局の管理責任にも重いものがあると思います。

 

 

2009年6月3日(水)10:00 中国新聞)

カルスト台地の懐に抱かれた静かなホテル。児童たちの笑い声が響いていた穏やかな雰囲気は急変した。2日夕、美祢市秋芳町の秋芳プラザホテルで起きた一酸化炭素によるとみられる中毒事故。修学旅行で滞在していた大阪府高槻市立松原小6年生の児童や教員、救急隊員たち計22人が病院に運ばれ、旅行に同行していたカメラマンの川副浩明さん(26)=京都府木津川市=が死亡する惨事になった。

 「自動体外式除細動器(AED)をあるだけ貸してほしい」。ホテルから約50メートル離れた市の観光事務所。午後6時すぎ、隣の秋芳ロイヤルホテル秋芳館の従業員が息を切らして駆け込んで来た。

 男性職員(30)がAEDを抱えてホテルに走ると、玄関前には倒れ込んだ人たち。AEDを渡そうとした救急隊員もふらふらの状態で「二次被害があってはならない」と、すぐに現場を離れるよう注意を受けたという。「全く動かない人もいた。まさかこんなところで事故が起こるなんて」。別の男性職員(35)は青ざめた表情で話した。ガスのにおいなどはしなかったという。

  市消防局などによると、児童たち約80人は午後5時に到着。最初に倒れたのは、3階にいた同行の看護師で、救助に向かった教員や川副さん、マスクを装着していなかった救急隊員も相次いで倒れ込んだ。当時、1階で食事をしていた児童は秋芳ロイヤルホテル秋芳館に避難。時間の経過とともに気分が悪くなる児童も現れ、救急車で病院に向かった。

 

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