心筋梗塞、自宅より屋外のほうが生還率が高い!

突然の心臓発作で亡くなる人が年間30万人もいるというアメリカで、最近興味深い報告がなされました。

病院や自宅で心筋梗塞になった人が生還する率がたったの12%なのに対し、屋外でなった人が生還する率は、約3倍の34%もあると報告されてます。この生還率の差は最近巷でよく目にするようになったAED(自動体外式除細動器)のおかげなのでしょうか?

報告によると、屋外でかかるのが除細動器で治りやすいタイプの心筋梗塞だから、生還率が高いのだそうです。というのも、このタイプの心筋梗塞は、心筋梗塞の症例全体の25%に過ぎないにも関わらず、AEDがすぐ近くにある屋外で起こった心筋梗塞の80%が、この治りやすいタイプだったからなのです。

もっとも、家でじっとしているときになる心筋梗塞は、もともと心臓に、より深刻な問題を抱えている人がなるので、生還率は低く、AEDの有無に関係ないようですが、誰でも簡単に心肺蘇生ができるAEDは屋外でも自宅でも効果的だといえるでしょう。

 

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