クラゲ飼育、繁殖に創意工夫 鶴岡・加茂水族館が全国表彰

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クラゲの展示で加茂水族館の危機を救ったことでも知られていますが、クラゲの繁殖や飼育に功績が認められ、この度表彰されました。

クラゲの一生は短く、短いものでは1週間、長いものでも1年を超えるものはないので、常に繁殖を繰り返す必要がある大変難しい作業です。

(2008年3月21日(金) 13:48山形新聞より)

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 希少動物の飼育、繁殖に功績のあった動物園や水族館を表彰する、日本動物園水族館協会(会長・小宮輝之上野動物園長)の「古賀賞」に、鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)が選ばれた。クラゲの飼育と繁殖に創意と工夫を重ね、展示に活用し、経営難の時期を乗り切った点などが評価された。

 

 同協会は全国各地の動物園と水族館計157施設で構成。古賀賞は、希少動物の保護に尽力した古賀忠道・元上野動物園長(故人)の業績を記念して1986 (昭和61)年に設けられた。これまで、ジャイアントパンダを繁殖させた上野動物園や、希少淡水魚の繁殖に成功した琵琶湖博物館などが表彰されている。

 加茂水族館は1997年からクラゲの展示を開始し、繁殖、飼育にも取り組んだ。来館者数が年10万人を割り込むこともあったが立て直した。現在はミズクラゲやエチゼンクラゲ、アカクラゲなど30種以上のクラゲを常設展示している。2007年には鹿児島市の水族館から寄贈された個体を元に、世界初とされるオキクラゲの繁殖に成功した。

 村上館長は「受賞できるとは夢にも思わなかった。これまでの職員の取り組みが認められ、大きな励みになる」と喜びを語っている。

 授賞式は5月に富山市で開かれる同協会の総会の席上で行われる。

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