皇居正門と石橋(こうきょせいもんといしばし)

mon010.JPG 皇居正門と石橋

皇居の真南にある門で二つのアーチが美しい「正門石橋」を通って正門に行き、その先が「正門鉄橋」になり、そこを通過すると、長和殿のある宮殿東庭になります。天皇誕生日や新年1月2日には長和殿で天皇皇后両陛下と皇族方の参賀があるところです。

 皇居正門の元の名前は西の丸大手門でしたが、明治21年(1888年)の 明治宮殿造営のとき、この門のすぐ前にあった高麗門を撤去し、名称も 皇居正門と改めました。 建造は3代将軍徳川家光公の時代と推定されています。

mon016.JPG 皇居正門石橋「皇居正門石橋」は江戸時代のときは土で出来た「土橋」でしたが、明治20年12月に現在のようなめがね型をした美しいアーチを描いた石橋になっています。多くの方は、これを二重橋と呼ばれる方がいますが、この石橋は二重橋ではありません。(石橋の奥に少し見えているのが鉄橋です)

mon014.JPG 皇居正門鉄橋

「皇居正門石橋」の奥の伏見櫓の手前に見える橋が「皇居正門鉄橋」と言い、当初作られたときは、木の橋を二重に重ねて橋を作ったため、「二重橋」と言われています。

ご覧のように、ここの堀が大変深いため、橋の上にもう一つの橋桁を乗せることにより、お堀の深さをカバーしていました。

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