高円宮妃久子さま IOC総会でスピーチ

2013年9月7日高円宮妃久子さま IOC総会でスピーチ
2013年9月7日ブエノスアイレスで開かれた2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会で高円宮妃久子さまがスピーチをなさいました。

もちろん、東京招致のプレゼンをされたのではなく、IOCのみなさんが東日本大震災に多くの支援をしてくれたことに対して、日本を代表して感謝を述べられたのです。

久子さまは招致委メンバーのユニフォームである紺色のブレザーではなく、真っ白なジャケットをお召しになられており、招致活動とは一線を画すという意味を込められたのかと思いますが、真っ白な服装をされることで、皇族の“高貴感”や“ステータス”をさり気なく示されたと思います。

総会前の3日間で約20人の委員と個別懇談をされましたが、招致の話は一切せず復興支援へのお礼と親善活動という純粋な気持ちでのみ、みなさんと話されたそうです。

しかし、たとえ招致活動をされていなくとも、久子さまの気品あふれるお姿と流暢なフランス語と英語のスピーチは多くの人の心に響いたことは間違いないと思います。

また、久子さまは日本サッカー協会や日本フェンシング協会など九つのスポーツ団体の名誉総裁を務められているため、旧知の委員も少なからずおりましたが懇談でも話題が東京招致に及ぶことはなかったそうです。

IOC総会で東京招致のプレゼン前に皇室がスピーチをすることにいろいろな意見がありますが、震災の復興支援の感謝の気持ちを、多くのIOCメンバー一同に感謝のお話が出来たことは、日本人としてとても大変良かったと思います。

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