西部時代の松坂投手(2005)

西部ライオンズ時代の松坂大輔投手(2005年)

 高校時代には甲子園球場では15連勝、被本塁打0という記録を持っていましたが、5月18日のセ・パ交流戦・対阪神戦でプロ野球選手として初登板した際、桧山進次郎に先制2ランを浴び、試合も2-3で敗北しました。甲子園での被本塁打0という記録は途絶え、連勝記録も15で止まりました。

  年間を通じての防御率が2.30であったにもかかわらず、14勝13敗と負け数もかなり多かったのです。打線の援護が少なく、野手の失策も多かったため、松坂が6月27日の日本ハムとの試合後に「球際に弱い選手が多い。僕も含めてですが、一つ一つのプレーが軽すぎる。若い選手が多いんだから、もっとガムシャラにやってほしい」と野手批判ともとれる発言をしました。

 後日、野手ミーティングに参加してお詫びしたという。評論家からは「打線の援護がないのは、投球のリズムが悪いからだ」と度々指摘されていて、本人も自覚し改善を目指して、翌年にその効果が表れたようです。