松坂「同じフィールドに立ちたかった」
野茂英雄投手(39)の現役引退が発表された。日本の野球が大リーグにも通用することを示してくれた先駆者的な大投手と言える。野茂投手がメジャーリーグに行ったころ、松坂大輔は中学生だった。
中学生時代の松坂大輔にメジャーリーグという明確な目標を与えてくれた野茂英雄投手は、松坂にとっては大きな目標であったに違いない。
松坂は「同じフィールドに立ちたかった」と、去りゆく大先輩を心からおしんだ。
(7月19日8時2分配信 サンケイスポーツ)
【アナハイム(米カリフォルニア州)17日(日本時間18日)】レッドソックスの松坂大輔投手(27)がチームの後半戦開幕を控えて当地で練習。中学時代に大リーガーになる目標を与えてくれたという野茂英雄投手(39)の現役引退を惜しんだ。後半戦初先発は22日(日本時間23日)のマリナーズ戦(シアトル)。イチロー外野手(34)と新たな名勝負を繰り広げる。
目を閉じて「う~ん」と考え込んだ。ナイター練習後、松坂は野茂の引退について慎重に言葉を選んだ。
「中学生のとき、メジャーリーグという明確な目標を与えてくれた方。同じフィールドに立つことを目標にしてきた。すごく残念です」
後半戦開幕のエンゼルス戦のため西海岸へ移動した松坂。ショッキングなニュースはインターネットで知った。米大リーグにあこがれるきっかけとなった野茂の引退-。野茂の不振もあり、去年も今年も同じグラウンドに立てなかったのが心残りだ。
「まだやりたいという気持ちがあるなかで、自分で幕をおろすというのはものすごく勇気のいる決断だったと思う。野茂さんが残してきたものはすごく大きいし、これからも間違いなく残っていく」と松坂。日本人メジャーリーガーの一人として、野茂が切り開いた道を継承していくつもりでいる。
レ軍の後半戦開幕を翌日に控えたこの日は、遠投などで汗を流した。松坂の後半戦初登板は22日のマリナーズ戦。イチローとは、あと11本に迫っている日米3000安打をかけて対戦する可能性もある。
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