松坂6回4失点降板…でもラッキー連発、負け消える

幸運にも負け投手を免れた。

松坂投手が6回降板後にチームは0-4から追いつき、5-4でサヨナラ勝ちとなった。

日本人投手最多の17勝目は次回持ち越しとなったが、ラッキーも実力のうちと言ったところか。(*^^)v

 

 

(2008年9月4日(木)17:08夕刊フジ)

ラッキー連発で3敗目を免れた。レッドソックスの松坂大輔投手は3日、オリオールズ戦に先発し、6回を4安打7奪三振も4失点(自責点は3)。しかし、降板後にチームは0-4から追いつき、5-4でサヨナラ勝ち。日本人投手最多の17勝目は次回持ち越しとなったが、松坂も興奮の1勝となった。

 最下位オリオールズに対し、前日は20安打14点で大勝。この日は相手先発が10勝のガスリーから中継ぎのコーミアーに変更され、2006年の自己タイに並び、メジャーでは野茂英雄を超える17勝目に当確ランプが灯っていた松坂。だが、思わぬ落とし穴が待っていた。

 1回、いきなり先頭打者に左中間のグリーンモンスターに当たる二塁打を許し、1死後に中堅フェンス際の大飛球をクリスプがグラブに当てながら落球。1点を先制された。

 直球の球威があり、調子は悪くなかったが、何かがおかしい。4回には右前安打と四球で無死一、二塁からタイムリー二塁打を浴び、さらに一ゴロの間と中前安打で0-4とされた。

 6回には、捕れなければ本塁打となる右翼フェンス越えの打球をエルスベリがジャンピングキャッチ。松坂の試合では3試合連続の大ファインプレーが飛び出し、流れが変わった。

 松坂の登板日に1試合平均5.54点を援護している打線が、松坂の降板後に火を噴き同点に。9回はクリスプの一塁線へのファウルになるバントが、ロウで引かれているラインに当たってハネ返る内野安打で一、二塁。続くエルスベリのバントを投手が三塁へ悪送球し、サヨナラ勝ちした。

 松坂は「自分自身のことはともかく、内容もどうでもいい。ここまできたら、勝つことしかない。あの展開からチームが勝って、最高にうれしいですよね」とホッとした表情。

 「4回も自分では紙一重と思っている。もったいなかった。自分の状態は悪くはなかったし、もっといい内容がついてくればよかったんですけど。そう簡単にいかないのが野球なので」と結果には結びつかなかった。

 Rソックスはこの試合で本拠地では455試合連続満員札止めとなり、インディアンスの記録(95~01)に並んだ。

 節目の試合で勝利投手にはなれなかったが、次回は9日にレイズとボストンで直接対決。大一番で新記録達成といきたいところだ。


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