松坂、4大会連続日本の18番

松坂投手の背番号「18」へのこだわりは、強いようです。かつて、アテネオリンピックの時は清水、三浦の両先輩が譲ってくれた。今度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、涌井と重なるわけですが、どうやら後輩には譲らず「18」番は松坂大輔投手が付けることに内定したようです。

(2009年1月15日(木)08:00 サンスポより)

米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手(28)が、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で背番号『18』をつけることが14日までに内定した。松坂の意向に加え、日本代表候補のうち、所属球団で同番号の選手となる涌井秀章投手(22)=西武、田中将大投手(20)=楽天=の“献上”が確定的。松坂はプロ入り後、国際大会では4大会連続でエースナンバーを背負う。

 『18』。後輩思いの怪物も、この番号だけは譲れない。松坂が3月に控えるWBCでも、西武入団時からつけ続けている背番号『18』になることが内定した。

 「アテネ(五輪)の時は、清水さん(ロッテ)や三浦さん(横浜)が“お前がつけるべき”と譲ってくれました。今思うと年下の僕が断れよ、って感じですけど」

 00年のシドニー五輪時は、所属球団で『18』は松坂だけだったが、04年アテネ五輪では清水、三浦が同じ背番号。ここは両選手が松坂に譲り、清水は06年の第1回WBCでも松坂に譲った。

 迎える第2回WBCでは涌井、田中が同じ背番号。両選手は年下。松坂は両選手から“献上”されることに落ち着きそうだ。

 「僕は『16』でいいです」と涌井。『18』は今季からの背番号だが、昨季までつけていた番号で勝負する意向を示した。松坂は、横浜高の6学年上の大先輩。『18をつけたい』とは口が裂けても言えない。

 田中にしても、昨年の北京五輪では川上(当時中日)と『11』でかぶっていたダルビッシュ(日本ハム)が『18』。田中は空き番号の『15』だった。チーム最年少の田中に『18』がいくことは考えにくい。事実上、「18番・松坂」の誕生だ。

 「僕には僕なりに『18』へのこだわりがあって『18』以外はつけたくないのが本音です」

 背番号だけでなく、日本の期待も背負う松坂。エースナンバーに恥じない投球で、日本を世界一連覇へと導く。

 

 

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