松坂、圧巻15人6K!「全球種OK」
九州・宮崎のサンマリンスタジアムが熱い!
何と47000人の観客でWBC日本代表の合宿球場はいっぱいになっりました。日本が誇る世界のスーパースターを一度に見れるので、観客も興奮気味です。
松坂大輔投手をはじめ、ダルビッジュ、岩隈と言った先発3本柱の仕上がりが好調で、残すところ2週間弱となったWBC開始が楽しみです!
(2009年2月19日(木)08:00 サンケイスポーツより)
WBC日本代表合宿(18日、サンマリンスタジアム宮崎)これがサムライジャパンのエースだ。合宿3日目の18日、シート打撃に松坂大輔投手(28)=レッドソックス=が登板。全球種を披露し、打者15人を相手に被安打2、6奪三振の快投を見せた。降板後は「課題が見つかりました」とブルペンへ一直線。第1ラウンド第2戦での対戦が予想される韓国との大一番(3月7日、東京ドーム)に向けて怪物に不安はない。
ガクッ。カッコ良く決めようとした矢先にまさかの場内アナウンスだ。
「ピッチャー、松坂。埼玉西武ライオンズ」。球場に響く女性の美声もいつの時代の資料なの? マウンドで両手を広げ、メジャー仕込みの“Why?”のポーズで苦笑。しっくりこないまま投げた初球を、亀井に痛打されてしまった。
「いやあ、あれでちょっと気が緩みましたね。油断しちゃいました。今後の課題にします」
もちろん、こちらの課題は笑って済ませられる。この日のマウンドでは、真剣に取り組むべき課題を見つけた。
「ピッチング自体はあんなもの。きょうは課題が分かったことが収穫。具体的に? 見ていた人には明らかだと思います。誰の目にも」
与田投手コーチは「ブルペンから『フォームのバランスが悪い』と話していた。全体的に力が入り過ぎてしまったね」と指摘。サンケイスポーツ専属評論家の若松勉氏も「下半身が使えていなかった」と、フォームの乱れが“課題”だと解説した。
そんな状況下、本番仕様のピッチングを披露した。「全部(の球種を)投げました。まあ、OKでしょう」。打者15人と対戦し、すべて空振りの6奪三振。許した安打は2本だけ。MAX150キロも記録。イチローとの対戦ではちょっぴり“雰囲気”も出した。
「特にイチローさんに対して力を入れた、とかはないです」と笑ったが、天才の目はごまかせない。「やっぱりおれだけには力を入れて投げてくる、と思った」。
本番さながらに149キロの直球と130キロのチェンジアップで緩急をつけ、中飛に仕留めた。降板後は「課題を解消するために練習したい」とブルペンで投げ込み、修正を図った。
明確なテーマを持って臨んだ代表合宿初の実戦登板で、十分な手応えをつかんだ。あとは本来のフォームを取り戻すだけだ。日本が3月5日の開幕・中国戦に勝てば、第1ラウンド突破がかかる“第2戦”の大一番でマウンドにあがる。おそらく3・7の韓国戦。不安材料は何もない。
あ、強いてあげるならひとつ。試合当日の場内アナウンスのご担当者様、松坂投手の所属は「ボストン・レッドソックス」ですので…。
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