松坂4勝目!秘密兵器「スラーブ」完成
レッドソックスの松坂大輔投手は、今年は2度の故障者リスト(DL)入りで、ここまで3勝6敗、防御率6・08と全く元気がありません。
先日の「3年連続でプレーオフ進出を決めた」夜もシャンパンファイトには参加せず自粛していました。松坂大輔投手はチームに迷惑をかけた責任を痛感し、ヤ軍戦を終えた9月27日のニューヨークからの帰路でも「僕は(プレーオフ進出が)決まっても喜びません。働いていないので…」と話していたそうです。
そんな松坂大輔投手が2日(日本時間3日)、インディアンス戦に先発し6回を5安打2失点に抑え、レギュラーシーズン最終登板で4勝目を挙げました。
この日は元パイレーツの桑田真澄氏のカーブからヒントを得たスラダーにカーブを加味した「スラーブ」を投げ7三振を奪い、プレーオフに向けた“秘密兵器”を完成させ、プレーオフに向けしっかりアピールしました。
7三振のうち4つをスライダーで奪いました。中でも「打者の目線を変えたい時にスライダーの球速を抑えて抜いて投げる」と話す新兵器“スラーブ”が光りました。通常のスライダーは130キロ台ですが、120キロ台に落とし、縦に大きく変化させる。打者のタイミングを外す効果は抜群でした。
“秘密兵器”のきっかけは球数を減らすために、内野ゴロを打たせることができるカーブの再習得に挑戦したことでした。今年1月には師匠と尊敬する桑田選手とキャッチボールを行った際に縦に落ちる「レインボール」(カーブ)に影響を受け、スライダーの握り方や投げ方を工夫して完成させたそうです。今では女房役のバリテックが「(同じサインで)ダイスケの判断で緩急をつけている」と話すほど操れるようになっています。
「大事なプレーオフに向けて4試合投げて、手応えを感じられる内容だった」と松坂投手は自信をのぞかせ、3度目のポストシーズンへ向かうことになり、大いに期待するところですね。
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